ロー付け溶接は精度を左右する加工方法!ハイレベルな溶接と鏡面加工で素材に高級感を
ロー付け溶接や鏡面加工は金属の精密加工で多く用いられる技術です。これらは精度によって、完成度が大きく変わってくるので、素材の仕上げを依頼する企業は慎重に選びましょう。特に鏡面仕上げはいくつかの方法があり、コストの違いや大量生産向きかが異なります。ここでは鏡面仕上げについて解説します。
鏡面仕上げとは?
ロー付けの溶接と異なる鏡面仕上げとは、鏡のように表面が均等な光沢となる仕上げ方を指します。代表的なのはステンレスなど金属素材への加工ですが、他にも木材やコンクリートといった輝きをもたない素材に対しても施工が可能です。
また、鏡面仕上げでは表面を滑らかにするだけでなく、塗料なども使用します。塗料はただ塗ればよいわけではなく、均一な厚さで仕上げなければいけません。材質によって難易度は異なりますが熟練の技術が必要です。
家具や雑貨など身近な商品に施せる鏡面仕上げの特徴は下記が挙げられます。
- 光沢がでて見た目がきれいになる
- 凹凸がなくなり滑らかな表面となる
- 塗料により表面に厚みがでる
鏡面仕上げにすると当然コストはかかってしまいますが、精度がよい鏡面仕上げは商品としての価値が大きく高まるのが特徴です。
鏡面加工はピアノ塗装とも呼ばれる
鏡面加工は、別名ピアノ塗装やピアノフィニッシュとも呼ばれている加工方法です。ピアノは主に鏡面加工で仕上げられることから、このように呼ばれます。
ミラーフィニッシュやミラー仕上げという単語も一般的に鏡面加工と同じ意味です。
鏡面加工が使われる主な家具
鏡面加工を施した商品は高級感がでるのが大きな特徴です。採用される家具の事例としては下記が挙げられます。
- キッチンシンク
- テーブルの天板
- カウンター
- ピアノ
- 建具
鏡面加工は幅広い分野で活用できます。特注品だけに鏡面加工を施して特別感を出すといった方法も販売戦略として効果的です。
経年劣化しても手入れで復活できる
鏡面加工を施した家具は、どうしても使用期間が長いと光沢がなくなってしまう仕上げ方法です。しかしきちんと研磨剤などでメンテナンスをすれば、新品で購入したときのように輝きを取り戻せます。手入れする際の補修材は材質によって変わってきますが、一般的に活用されるのは研磨剤などです。
金属の鏡面加工の種類とは?
ロー付けの溶接と組み合わせて加工し、製品の価値を高められる鏡面加工には複数の種類があります。
切削加工による鏡面加工
専用の刃を使用し素材を削って、乱反射しないように一定の輝きをもたせる鏡面加工方法です。研磨剤やメッキを使用せず不純物を含まないため、素材そのものだけで輝きをもたせられます。
ダイヤモンド工具が取り付けられた切削専用の機器が必要です。機器にプログラムを施して複雑な形状や同じような形状にも対応できます。
研磨加工による鏡面加工
切削加工と似ているのが研磨加工です。砥粒と呼ばれるものを一定の圧力で押し付けることにより表面を削り滑らかにします。
砥粒の種類でさらに下記のとおり細かく分けられます。
- バフ研磨
- バレル研磨
- 電解研磨
鏡面加工で主に使われるのはバフ研磨で、砥粒の素材は綿やフェルトなどです。手作業で研磨するため、職人の熟練度によって仕上がりに差がつきます。
バレル研磨はタンクに研磨石と研磨剤、そして研磨する素材をすべて入れて混ぜ合わせる方法です。大量生産しやすいのですが、細かい加工に向いていません。
電解研磨は研磨液が入った容器に素材を入れ、電気を流して科学反応により研磨する方法です。職人の技術を問わず均一な表面となりやすいのですが、複数まとめて作業できないためコストが高くなります。
蒸着メッキによる鏡面加工
塗装した素材に対し装置の中で、真空蒸着という方法によりメッキを定着させる加工です。メッキを着ける技術のため、対応できる素材の選択肢が多くなります。金属はもちろん、プラスチックなどへの加工が可能です。
プロテクノ堺では、超硬部鏡面仕上げの研削盤専用部品なども提供しています。精密加工された部品の一例はこちらからご覧ください。
ロー付けの溶接と精度の高い鏡面加工で高級感を演出
ロー付けの溶接に加えて、鏡面加工など素材に高級感を与えられる加工方法があります。高い商品で特別な印象を素材に与えたい場合には、鏡面加工が効果的です。
輝きをもった素材同士を組み合わせる際には、溶接技術が欠かせません。鏡面加工にて高級感が高くなった素材を接合した際に、強度が弱くなってしまうケースや、外見が悪くなってしまうケースが懸念されます。
ロー付け溶接や鏡面加工、きさげ加工を依頼するときは、高い金属加工の技術をもった実績が豊富なプロテクノ堺へご依頼ください。お客様のニーズに沿って精密加工することが可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。
大阪でロー付けの溶接や超硬製品の精密加工、きさげ加工ならお任せ!
有限会社プロテクノ堺が選ばれる理由
より外れにくいロー付け
かつては広く使われていたロー付けですが、今では取り扱える工場も少なくなってきています。弊社ではその技術を更に一歩先へ進め、より外れにくいロー付けを行っています。
再研削・修理で更にコストダウン
寿命の長い耐摩耗素材ですが、長時間の使用や不慮の事故等で損傷・摩耗してしまった場合も、再研削・修理を行えば短納期・低価格で再利用可能です。
プロテクノ堺の精密加工について
- 超硬加工・製造なら大阪のプロテクノ堺!超硬合金の製造方法
- 超硬加工(精密加工)で工具を製造!超硬合金の加工が難しい理由
- 超硬加工技術ならメーカーへ相談!超硬ドリルとは?メリットを解説
- 超硬加工で治具製作!研削とは?研削加工の種類を解説
- ロー付けの溶接・精密加工は高精度がいい!鏡面加工の種類
- 【ロー付け溶接】材料の種類と方法!製品の用途によって変わる?
- ロー付けの溶接は高精度!強度が高い超硬合金のロー付けに発生する欠陥
- 【ロー付け】溶接は接着剤の役割!超硬合金を溶接する方法
- PCDで工具パーツ・治具を製造!耐摩耗性に影響する要因
- PCD工具の加工の特徴とは?耐摩耗性も高く高寿命!
- 【PCD工具】製品を精密加工!PCD工具とCDN工具の違い
- 【PCD工具】精密な製品製造!超硬研削を行うプロテクノ堺へ!
- 【金属】耐摩耗性に優れたセラミック材料のメリット!超硬合金の加工はお任せ
- 金属の耐摩耗はPCDで製造!金属パーツの使用用途と金属疲労
- 耐摩耗の金属加工製品ならプロテクノ堺!研磨加工の種類と流れ
- 【金属】耐摩耗の精密技術ならプロテクノ堺!超硬合金の用途
超硬・セラミック・PCD
耐摩耗素材の精密加工部品・治具についての
お問い合わせはこちら
TEL:072-275-8850
FAX:072-275-8851
MAIL:pro.techno.sakai@nifty.com
ロー付けの溶接・鏡面加工ならプロテクノ堺にお任せ
会社名 | 有限会社プロテクノ堺 ProtechnoSAKAI |
---|---|
設立年月日 | 2004年10月 |
住所 | 〒599-8275 大阪府堺市中区東八田335−2 |
TEL | 072-275-8850 |
FAX | 072-275-8851 |
pro.techno.sakai@nifty.com | |
URL | https://protechno-sakai.jp/ |
主要製品 | ソリッド用パーツフロントプレートPCDシュー センターレスブレード超硬クイルバッキングプレート他 |