ホーム » コラム一覧 » 精密加工されたセラミック部品で治具製作!治具のメリットと種類
セラミック精密加工の治具は、強度や靭性が高く耐摩耗性があるという特性があり、金属パーツの材料として定評を得ています。切削工具や機械部品など幅広い用途に使われているので、セラミック精密加工をご希望される方も多いです。こちらでは、治具を活用するメリットと種類をご紹介いたします。セラミック精密加工の治具の製作をはじめ、部品の「超硬加工」「精密加工」、超硬合金の「きさげ加工」は、ぜひプロテクノ堺にお任せください。
治具のメリットとは
治具とは、加工や組み立て、検査における工程において、製造をサポートするために利用されている器具の総称です。治具を活用することで、位置決めや固定を行うことができるので、正確に挿入・位置取りが行えるなどの役割があります。
治具は、セラミック精密加工された部品で造られることも多く、これによって様々なメリットを得ることができます。
治具のメリット
- 生産速度向上
- 品質と精度の向上
- 品質と精度の均一化
- 難しい加工と作業の簡易化
- 人的ミスの減少
- 不良の発生軽減
治具を導入することで、コストダウンはもちろん、生産性や精度を向上させることができます。ミスを減らしつつも迅速に作業をしなければならないときは、治具を用いてチェックや検査を行うことで、作業効率を損なわないまま、高品質のものを作り上げることができるでしょう。
また、加工時に治具を取り付けて位置決めをすることで、毎回同じ位置に同じように設置することができるようになります。加工精度のばらつきをなくし、精密加工製品の品質を均一化させることができるという点も、大きなメリットです。
セラミックをはじめとして、精密加工製品を製造する場合は、治具を用いての作業が効率的です。治具としてセラミックや精密加工を求めている方は、ぜひ一度プロテクノ堺までお問い合わせください。事例
治具の種類
治具を用いて検査や作業を行うことで、作業効率化や均一化を図れるなど多くのメリットがあります。ここからは、治具の具体的な種類について解説していきます。
検査治具
検査治具とは、製品の生産現場に必ず設置されているものです。検査が難しい形状のものや、細かい部品のチェックも簡単に行うことができます。日本が高精度の品質を維持できているのは、治具を使用しているからといえるでしょう。人的な工数の削減やミスを減らすことができるだけでなく、一定以上のクオリティと均一化を図るうえで、検査治具はなくてはならない存在です。
基盤検査治具
基盤検査治具とは、プリンターをはじめとした電子機器の品質検査で活用されている治具です。検査対象の基盤の大きさに合わせて、治具の大きさも選ぶことができるので、製品に合わせて調整することも可能な点はメリットが大きいといえます。
測定治具
製品を測定する際に用いられる治具です。部品図にある公差など、合否の判定時に広く利用されており、正確性と均一化の目的で利用されています。
溶接治具
溶接作業時、溶接するものを固定、または位置決めする際に使う道具のことです。溶接時の様々な工程を行ってくれるので、作業の簡易化や効率化だけでなく、品質向上の面でも大きな役割を担ってくれます。
このように、治具には様々な役割が存在しており、用途によって大きさはもちろん、使われる場面も変わります。セラミックをはじめとした超硬合金を精密加工した治具は、作業の効率化や品質の維持、コストダウンに役立ちます。
セラミック精密加工治具の長寿命化!適切な保守・メンテナンスの必要性
セラミック精密加工の治具は、高い耐久性と精度を誇りますが、その性能を長期間維持するためには適切な保守・メンテナンスが欠かせません。定期的なメンテナンスを行うことで、治具の寿命を延ばし、加工精度を保つことができるのです。
治具のメンテナンスには、清掃、点検、必要に応じた修理が含まれます。特に、セラミック材料を使用しているため、微細なひび割れや摩耗がないか定期的にチェックすることが重要です。これにより、未然にトラブルを防ぎ、安定した加工品質を維持することが可能になります。
また、治具のメンテナンスは、製品の精度だけでなく、作業者の安全にも直結します。不具合がある治具を使用することは、作業者にとってリスクとなり得ます。適切なメンテナンスを行うことで、作業環境を安全かつ効率的に保つことができるのです。
メンテナンスプランの立案や実行は、専門的な知識を要するため、プロのサービスを利用することをお勧めします。プロテクノ堺では、これらのメンテナンス作業も承っておりますので、ぜひお問い合わせください。
部品の「超硬加工」「精密加工」、超硬合金の「きさげ加工」は
セラミックも扱うプロテクノ堺にお任せ!
作業の効率化や品質維持のためには、治具の利用は欠かせません。治具には様々な役割があるため、どのような用途で使用するのかを明確にすることが大切です。
プロテクノ堺では、セラミックをはじめとした超硬合金を精密加工した治具の製造を承っております。超硬合金のきさげ加工も対応可能です。きさげ加工は、ノミ状のスクレーパー工具「きさげ」を使い、鋳物などの表面を平らに仕上げる金属加工技術です。きさげ加工により金属平面の摩擦抵抗を減らすことができ、精密加工の高精度・長寿命につながるというメリットがあります。
加工に取り扱う素材としては超硬合金・PCD・セラミック・ヘビーメタルなどがあり、他社ではあまり取り扱っていない難削材を使ってモノづくりを行っているのが特徴です。品質には自信をもって提供しておりますので、部品の「超硬加工」「精密加工」、超硬合金の「きさげ加工」のご依頼の際は、お気軽にお問い合わせください。
大阪でロー付けの溶接や超硬製品の精密加工、きさげ加工ならお任せ!
有限会社プロテクノ堺が選ばれる理由
より外れにくいロー付け
かつては広く使われていたロー付けですが、今では取り扱える工場も少なくなってきています。弊社ではその技術を更に一歩先へ進め、より外れにくいロー付けを行っています。
再研削・修理で更にコストダウン
寿命の長い耐摩耗素材ですが、長時間の使用や不慮の事故等で損傷・摩耗してしまった場合も、再研削・修理を行えば短納期・低価格で再利用可能です。
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きさげ加工などセラミックを用いた治具・部品の精密加工ならプロテクノ堺
会社名 | 有限会社プロテクノ堺 ProtechnoSAKAI |
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設立年月日 | 2004年10月 |
住所 | 〒599-8275 大阪府堺市中区東八田335−2 |
TEL | 072-275-8850 |
FAX | 072-275-8851 |
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URL | https://www.protechno-sakai.jp/ |
主要製品 | ソリッド用パーツフロントプレートPCDシュー センターレスブレード超硬クイルバッキングプレート他 |
従業員数 | 12名(2022年7月現在) |